いわゆるブラック企業は注意すべき存在との認識が広まっています。そのためには要注意な求人を見抜くことが大切ですが、まず常に募集が出されている企業には気を付けた方が良いかもしれません。人の出入りが激しいために、通年で募集が出されていることがあり、人材が定着しづらい職場環境と考えることができます。逆に、ホワイト企業の場合は人材の流出が起こりにくいため、求人も滅多に出されることがありません。
違和感のある大量募集にも注意した方が良いでしょう。多くの企業では募集が出される場合でも若干名であることが主ですが、中には一度に20~30名以上もの大量募集を行う求人も存在します。新卒採用や事業拡大を理由に大規模な募集がされるケースはあるものの、そうではないにもかかわらず、中途採用での大量の人材募集をしている場合、人が定着しないことを見越して多めに求人を出している可能性が疑われます。つまりブラックな職場ゆえに、募集を多くせざるを得ない内部事情が隠れている場合があるのです。
評判をチェックした際に、ネガティブな情報が多い企業にも気を付けて損はありません。職場への悪口やパワハラの存在、劣悪な労働環境など、ブラック企業の場合はこのような情報が簡単に見付かることも少なくないのです。他と比べ、多くの情報を目にできるようならば、それだけ被害に遭った者も相当数、存在する可能性があるため、積極的にそうした企業を選択するメリットは小さいと言えるのではないでしょうか。